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尾瀬訪問 その3ー尾瀬ヶ原から尾瀬沼へ

尾瀬ヶ原の入口「山の鼻」で迎えた朝、至仏山はすっぽりと雲のなかでしたが、原の木道に出てみると幸運なことに燧ヶ岳(ひうちがたけ)がきれいなシルエットで望めました。途中で見え隠れしていましたが、山頂が隠れる前に一枚スケッチもでき、行楽スタイルのハイカーと共に歩き出しました。今回は竜宮ではなくヨッピ橋経由で見晴に出るコースを取りました。なにもかも、本当に久しぶりの尾瀬ヶ原です。

 

ヨッピ橋上から見たヨッピ川です。相当な水量です。尾瀬ヶ原は尾瀬沼より250mほど標高が低いのですが、沼から流れ出る沼尻川の流れを主に、幾つかの水系が尾瀬ヶ原には流れています。湿原の中に美しく不定形な緑の帯がこんもりと見える、まさにそこが川の流れです。水際の渓畔林が発達し、広大な湿原に美しい帯状の造形をえがいています。

 

このヨッピ川は只見川となり、そして日本海に流れ出る河川水流量では日本最大級の阿賀野川へと流れ入ります。