「森山の会」二日目もこれ以上ないと云った好天に恵まれ、しかもその見通しのきく青空は終日つづきました。その日皆で歩いたのは私も数度目の北八ヶ岳「八方台」。当日はその名に恥じぬ大展望で、前景には八ヶ岳連峰の尾根が重層的に雄大に拡がりそして南アルプス、向こうにはくっきりと御嶽山や乗鞍岳まで見えたのには驚きました。御嶽は今は静かな姿となっていて、また二度目の雪の季節がもうじきとなります。
この八方台周辺の幾つかのコースの登山道は、どれも標高差も少なく且つその道自体の足当たりの良さは秀逸です。落葉松林の中ではその落ち葉がやさしいクッションとなり、またシラビソなどの針葉樹林のなかではしっとりとした苔の道となります。
足を悪くして今は療養に励んでいる知合いの方を、良くなったら是非この道にご案内したいと思いつつ歩いていました。