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三宅 岳さんの「がくちゃん祭り」

写真家でライター 月間雑誌「山と溪谷」などでお馴染みの三宅 岳さんから案内を頂いたので、3月始めの週末、ふらりと「がくちゃん祭り」に出かけました。場所は神奈川県北部の篠原集落で、写真展やスライドショーを開催。

 

岳さんとは世代も近いし同じ神奈川県だし、何となく以前から関わりがありました。

写真家としても充実した仕事をされていて、消えつつある山仕事などの着眼点・テーマ選びは燻し銀の輝きがあり、豆に全国各地に足を運んでの丹念な取材は大したものです。それらは『山に生きる 失われゆく山暮らし』(山と渓谷社)などに結集されています。

 

ちなみに今年の「山と溪谷」3月号から“峠”をテーマに24回シリーズの連載をするとのこと。その取材についても色々話を聞きましたが、とても面白そうです。

笠を被って、その由来などを来客に説明している岳さん
笠を被って、その由来などを来客に説明している岳さん

昼前に着いたので、岳さんはまだ準備などで大忙し状態でしたが、それでも気さくな彼は来客に色々と展示の説明をしてくれます。そして、階下の食堂には「差し入れ大歓迎」の色んなツマミや食糧で一杯でしたが、おそらく夜はそれらで大宴会となるのでしょう。

 

午後からはスライドショーがあり、一本目は「あっちから槍 こっちから槍」、北アルプスの槍ヶ岳を広範囲の山域から撮影したスライドでした。手作りのとてもいい企画で、岳さんの人柄そのままの「がくちゃん祭り」だったと思います。

 

帰路は宮ヶ瀬ダム北にある鳥屋(とや)集落経由で、穴場の展望地から一枚スケッチができるオマケ付きでありました。