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丹沢前衛・華厳山 南尾根より

最後の直登岩場を攀じ登る「西山を守る会」のメンバーたち
最後の直登岩場を攀じ登る「西山を守る会」のメンバーたち

日本中、冬型気圧配置に覆われ記録的な積雪となっている中、申し訳ないくらい南関東の上空は晴れ渡った青空が広がっています。

 

2月の「西山を守る会」月例山行に参加してきました。今回は初めてのコース「東丹沢登山詳細図」(吉備人出版)では「相州アルプス南尾根」と出ている秋葉山を経由し煤ヶ谷高取山からお馴染みの華厳山を直登するものです。

 

このコースは最後のところが直登気味となり、岩場やザラザラの急登でロープ箇所が続くいわゆるバリエーションルートでもありますが、最近は多くの登山者の利用があるようです。地図には「降り不可」とありますが、この日も登りも降りもここを利用する登山者に出会いました。

しかし危険な箇所は最後の急登だけで、途中の秋葉山や煤ヶ谷高取山までの往復であれば、とても気持ちのいい、冬には最高のひだまりハイキングが楽しめます。

 

そして見処?の一つには、いつも西山の発句石展望台から見下ろすだけの採石場が、真横から間近に眺められることです。この日も樹林の間からきれいな階段状となった掘削現場を横から眺め、その向こうには嘗ては山があって見えなかった筈の厚木方面の市街地を見ました。

 

以前は「西山を守る会」の月例山行2月は必ずこのコースを利用していたそうですが、会員の高齢化などもあり、久しぶりにこのコースを選んだとのこと。私も前々から登ってみたかったので、いい機会でした。

 

それにしてもこの秋葉山の稜線は足下に清川村を見下ろし、正面には雪化粧した大山や丹沢主峰稜線を眺めることができるとても気持ちのいい場所です。

次回はお弁当とスケッチブック持参で、描くためにゆっくりと訪ねたいと思いました。