長野との往復をしていて横浜の自宅に居る数日のなか、11月4日までの彫刻家・舟越 桂の展覧会をどうしても見に行きたく、一日工面して箱根の「彫刻の森美術館」まで出かけました。(彫刻の森美術館 開館55周年記念「舟越桂 森へ行く日」)
長崎の二十六聖人の彫刻などで有名な舟越保武は中高時代からのファンでしたが、息子の桂氏は、本屋で天童荒太の文庫本表紙や須賀敦子の「コルシア書店の仲間たち」の表紙などで度々目にしていて気になる作家でありました。が、気づけばちゃんと展覧会に行って実物を見たことがなかったのです。
しかも舟越桂は今年の3月に亡くなっています。今回の展覧会は生前の作家自身の遺志も継いだ企画展となっていると、東京新聞の文化欄記事で読み、本当にこれは行かなくては!と思ったのでした。