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初めての業者委託・個展搬入の舞台裏

長年やっている個展ほか画廊での発表の際、作品始め大荷物の搬入はいつも自分でやっています。車も山に行くことと、荷物を積めることで初心者の頃はともかく、スバルのフォレスター以外には乗ったことがありません。

 

とは言え、今回は遠方の北信、それも二ヶ所での展覧会。しかも同じ時期で一週間と空けずに飾付け日程が決まっています。いくらなんでも一人で準備から積み込み、荷下ろし、搬入〜飾付けまでこなせません。

そこで初めてクロネコヤマトの「JITBOX(ジットボックス)」というものを利用しました。

 

これを利用できるのは法人のみという事で、私は屋号(画号というのか)で「山の絵」を使っているので、形式的にそれを利用させてもらい無事契約できました。

 

写真のような大きなカートBOXごと借り切るのです。本来、美術品運搬は不可なのですが、保険をかけての専用便(日通にある)は現実的ではありません。そこで便宜上、作品運搬でこの便を使っている人が結構居るようです。それに日本の輸送技術や作業の丁寧さを考えると、ほぼ問題はありません。

 

先週にまず安曇野山岳美術館に向け、第一便。そして今週は小川村に向け第二便。帰りの便も必要になるでしょう。今まで作品とその他荷物でごった返していた室内が、随分とスッキリしました。一生の内でもしかして一番空いている時期だと思います。

 

いよいよ今週は安曇野入り、その他の荷物と一緒に自車で向かい、二日間に渡っての飾付け作業です。初めての会場でかなり多めに搬入してしまい、美術館から展示の優先順位を考えて来てくださいと連絡が入りました。足りないよりはいいのですが、多すぎるのも考えものです。大変な作業になりそうです。