今年のGWも人の居ない静かな山へ、ということで近場の丹沢前衛 仏果山周辺の山に行きました。山名で言えば秋葉山、熊古谷山(くまこやさん)ですが、昭文社の地図には載っていません。
わりと有名な経ヶ岳に登る人が使う南山林道を利用し、途中から分岐するゲート内の林道を歩いて取り付きまで向かいます。
昔の地形図「上溝」にはきちっとしたルートが載っている尾根筋ですが、実際行ってみたら取り付きは半分崩れていました。まあそんな所なので、まず人にも会わずに静かな山歩きが楽しめるという訳です。
途中の秋葉山には山の神の祠があり、ベンチらしき丸太で休憩。当日は好天続きで乾燥していたので、気温は高かったもののヒルは殆ど見かけませんでした。が、ここの休憩で自分の左肩に黒いものが…。
「あ! デカいヒル!」
おそらく取り付きの箇所で必死にずり上がっている時に手に付いたのが這い上がって来たのだと思います。指ではじいても衣服の繊維に食いついた歯で全く剥がれません。この時期の必携品「塩水スプレー」(100円ショップで買ったスプレーに飽和食塩水を作って持参)を吹き付ければアッという間に丸くなってポロリ。ただの塩水ですが威力満点。
バリエーションの尾根から本来の縦走路に飛び出ても、丹沢の登山道は油断禁物です。両サイド切れ落ち、転落したらただでは済まない、そしてこの写真のような階段続き。脆い地質なので階段化は仕方ありませんが、これを登るのはかなり大変です。低山と言って舐めると大変な事になるのが丹沢です。