今回の第一目的は鷹狩山。木崎湖に一泊し、翌朝に昨日確認済みの大町山岳博物館脇の登山口に向かいました。
前日、木崎湖に向かう頃には粉雪が舞い白く霞む世界になっていましたが、明けて翌朝はうっすらと雪の積もった駐車場から出発。空には雲がなびいていましたが、いつものユルユル歩きが功を奏し空模様も好転しそうでした。
そしてなんと山頂に着いた頃にちょうど幕が開くように眼前に居並ぶ白銀の山並みが頭を出し始めたのです。
冬の鷹狩山は地元市民の散歩コース的な山で、その日だけの好天を狙ったハイカーとけっこう出会いました。多くの人が展望に見切りをつけ足早に下山するなか、最後まで粘って雲の上から頭を出した山並みのスケッチに二時間以上を過ごしました。
こんな贅沢な時間を持てるのも、のんびり山行ならでは。体調が今ひとつだった同行Iさんにとってもいいリハビリ山行になったようです。山の楽しみ方はいろいろ。私にとっては絵が描けることが何よりで、こんな幸せなことはないのです。
