息抜きのハイキングに行ける、それがどんなにありがたい事か…ウキウキした気持ちで近場の山を再訪。
今日もクマ調査のベテランIさんとの山で、今まで何度か登っている宮ケ瀬湖畔の南山を初めて「県立あいかわ公園」から辿りました。鳥屋(とや)から登るコースより自然度が高く雰囲気もいいのですが、登路がほぼすべて階段というのが玉に瑕。しかし山頂ではベンチ貸し切りで心ゆくまでスケッチに没頭し、命の洗濯の半日を過ごしました。
<写真は山頂から宮ケ瀬湖を見下ろしたところ 手前左が高取山、一番奥の薄い三角錐が大山、右手は丹沢主脈に連なる山稜>
この花は私の大好きなコウヤボウキ、ちょうど晩秋の花期に巡り合いました。丹沢もオーバーユースの山域やシカの被害でこうした下草的植物(コウヤボウキは木本ですが)が壊滅的、どこまでもザラザラの地面がむき出しの状態に多くがなっています。山の乾燥化、保水力低下、雨による地肌の流出など下草がない事による問題は大きいです。
コウヤボウキが種になると薄ピンク色の綿毛をつけて、それこそミニミニ箒の穂先のようになります。地味ですが可憐な花で、こういう花を知ることが出来ただけでも山に親しむ人生は良かったな〜と思うのです。