先日、ようやく好天休日に「西山を守る会」活動拠点の山麓に広がる「ミツマタ桃源郷」に行ってきました。
ミツマタの花は3月に入って咲き始め、中旬がちょうど見頃、満開でした。花は咲き始めは黄色が強いのですが、終盤になると白っぽくなります。香りもいいのです。
ヤブツバキも見頃で、会の当初からの会員Wさんと連れ立って、ミツマタ桃源郷でのお弁当タイムを楽しみ、春の花々・咲き始めた桜を楽しんだ半日でした。
西山周辺は、晩秋から春の今の時期が一番登山者が多いのですが（気温が上昇するとヒルが出始める為）、それにしてもこのミツマタ群落のある大平登山口を利用する登山者の多いこと！ もちろんミツマタ見物だけに訪れる人も沢山いらっしゃいます。
事務局がこの桃源郷広場に軽トラを利用した「出店」を休日には出していますが、朝から登る人、またその内にはあちらこちらから縦走して下山してくる人が引っ切り無しです。
かつて厚木市道だった西山稜線、「西山を守る会」はその保存活動を繰り広げ裁判にまでかけて闘ったのですが、その時の判決文が「人が歩かないから」との理由付けだったとのこと。
負けて山が削られ無くなっていく今の現状を前に、当時の裁判官や開発業者、市長や行政担当者は、今多くの登山者や市民が西山を楽しんでいるこの現実を見たら何と言うでしょう。
