最終日、当初の予定は十和田湖方面に向かい、蔦温泉近くの赤沼散策を考えていました。が、朝出発直後、宿泊した温泉郷にてちょっとしたイベントに出くわした瞬間から、当初の予定などパー。そもそも天候が思っていたほど良くなく、完全「行きあったりばったり」の道中となりました。
車で走っていて、ふと目にした標識や、地図を見ていて気になっていた場所、そうした所で気ままにハンドルを切って行く、そんな旅です。そして、かなりいい加減に走り着いた場所が、この写真の田代湿原。実はここは以前からずっと来たかった場所だったのですが、八甲田山北部の県道40号線を走っていて「←田代湿原」の手書き看板を目にした瞬間、「そうだった!」と思い出し一瞬の判断で左折したのでした。そして、その一瞬の決断?で、前日の岩木山・大快晴の登頂にも勝るとも劣らない、心が満たされるような美しい自然のなかで過ごせ、北東北の山旅の思い出が深まったのでした。