久しぶりの更新です。
山の仲間の休暇に合わせての今年の夏山山行。天候に合わせて休みを取れないのが世の常ですが、全国的にパッとしない天気で、今回は本当に直前まで行く先が決まりませんでした。
散々悩んだ挙げ句、結局一番安直で手近な場所、南アルプスの鳳凰三山となりました。テント場で会った女性二人組も「東北から新潟、立山、北アと全部候補を考えた末、ここにした」と同様の苦心の末、同じ場所に居るのが分かりました。
私にとっては下界から、或いは北岳方面からも何枚も描いている鳳凰三山ですが、実は歩くのは初めて。一番の憧れは鳳凰三山の稜線から北岳方面をスケッチすることで、初めての山はそれなりに楽しみでありました。しかし…三日間殆ど眺望なし。
入山時には時折チラホラと薄日も差したりしていましたが、途中からは合羽を着るほどの雨と白いガス。山の写真はほぼなしで、キノコと苔の写真ばかりとなりました。
ともあれ、霧の夏山を振り返りたいと思います。