前出の三宅 修氏と岳さんの写真展を松本に見に行った日、せっかくの機会なので、少し早めに出て上高地を散策しようと計画しました。
この日も同行のIさんは、なんとまだ一度も上高地なる場所に行ったことがない、と。穂高や槍ヶ岳など一通りの核心部を歩いているにも拘らずです。すべて岐阜側から出入りしていたようです。
で、当日は写真展より、もしかしてこの上高地散策の方が気分的にはメインか!？と思うほど期待満点で早朝出発したのでした。
9時台には釜トンネルを抜けて当地に辿り着きましたが、まだその頃は静かでした。
河童橋周辺はさすがに人も多かったのですが、そこから明神橋に向かい歩き出す人はさほどではなく、いつものように植物や地質、川の流れなどじっくり観察しながらのんびりと歩けました。
明神橋・河原でのランチタイムでは、Iさんが手にしていたお稲荷さんをカラスにかすめ取られるというハプニングがあり、しばし呆然。しかし、その巧みな技と俊敏さ、且つ賢さはアッパレでありました。
最後のプレゼントは、この岳沢湿原のレンゲツツジの見事さ！ ちょうど最高の花期に出会えたようで、それは美しい世界でした。午後になって急に増えた観光客の喧騒にちょっと引いてしまっていましたが、最後に出会えたこの情景にて、ステキな上高地散策として締めくくる事ができました。
この日出会った花については、また新たな「つれづれ」でアップ致します。