毎年、晩秋から早春にかけて中央沿線のちょっとした山歩きを楽しみにしていました。コロナ禍で電車で気軽に行けなくなって少し遠のいていましたが、春いっぱいの日を山で過ごそうと、近所のSさんを誘って出掛けました。
行く先は藤野駅(神奈川県)からほど近い、イタドリ沢の頭にしました。春を通り越して、初夏のような陽気でしたが沢山の花にも出会え、やっぱり出かけてよかったな〜と思いました。
ただ、途中で不思議な尾根に入ってしまい、ちょいと行ったり来たりもありましたが〜(^_^;)
このコースは以前、山の大先輩 横山厚夫さん康子さんご夫妻とご一緒したことがあり、その時のいい山の雰囲気が心に残っていました。前回は「矢ノ音」まで登り下山は相模湖駅でしたが、今回は反対のイタドリ沢の頭にしたわけです。
さて陣馬山方面の明王峠へと、イタドリ沢の頭への分岐に来た時、何を思ったのか、わざわざその中間にある薄い踏み跡を辿って一つ陣馬山寄りの尾根に入ったのです。藪っぽいし完全バリエーションルートで、ちょっと違うな〜…と思いつつ進んだのですが、そこが殊の外いい場所で、結局“特等席”でお弁当を食べて戻ったという顛末。でも秘密の場所を見つけたような気分でした。逆に栃谷・陣馬の湯からこの尾根を登ったら、この気分のいい場所に飛び出すわけで、愉快だろうなーとも思いました。