知合いの方の展覧会が軽井沢で会期中、それを訪ねながら滅多に行くことのない軽井沢に出かけました。
今年は雪が多いので、思いがけず真っ白な浅間山に対面することも出来ました。せっかくの遠出なので、まずは午前中「野鳥の森」の散策を楽しんでから、のんびりと午後に展覧会場へ向かうことにしました。
<写真は野鳥の森の「アカゲラ休憩舎」前の広場から見た浅間山>
この「軽井沢 野鳥の森」は国設で環境省の管轄のようです。写真のように道標もしっかり、ベンチもあり、管理された散策コースとなっています。一周ゆっくり歩いても1〜2時間足らずで回れるようですが、そこはいつものIさんと一緒。「クマ調査」も兼ねながら、野鳥のことは今ひとつですが、自然観察に勤しみます。
フュイ、フュイ、フュイと連続してきれいな声で鳴いているのはゴジュウカラと知りました。
シジュウカラ、ミソサザイやキセキレイにも出会いました。本当はもっとたくさん居たのですが、悲しいかな…分からなかったのです。
ずいぶんとゆっくり歩いて、ちょうど昼頃に出たのがこの広場。アッと驚く眺めです。お誂えのベンチもあり、ここで大休止、浅間山と対面しながらのお弁当とスケッチで贅沢なお昼休みとなりました。
道中私はミズキに注目。空に向かって拡げている10m以上もある枝々が強い風が吹くとゆらゆらと揺れるのですが、驚いたことに、幹に押し当てた耳にその枝先の音がゴーン、ザーンと言った具合に反響してはっきりと聞こえるのです。
何十メートルもの大きさの大木たちは、風や雨などに打たれている時には、末端の微細な枝先から身体全体を響鳴させているのだと、この時初めて知りました。
そして午後には、千住美術館敷地内に併設されているギャラリーにて田村彰浩さんの「神々が宿る風景ー日本の原点を訪ねてー」を見に行きました。<展示詳細はこちら> 軽井沢在住の田村さんは、今回、浅間山を中心に出品されていました。山をペン画で描かれる方です。各地で精力的に展示もされています。
軽井沢での展示は今月25日(月)まで。火曜定休、9:30〜17:00、作家ご本人も在廊していらっしゃいます。お時間作れる方はどうぞご高覧ください。