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石割山

そう言えば、3月に入ってわりとすぐに石割山にも行っていました。

始めの候補は八ヶ岳の西岳、でもトレースがなければ山仲間のIさんと私とではラッセルがキツイだろうと却下。次の候補は車山。展望あっての山ですが、冬型が微妙に入り込んでこれでは楽しくなさそう。そうしてなんだかんだと最後に何故だか何十年ぶりかの石割山と相成ったのでした。

 

その石割山、まだ雪も残ってはいましたが、陽気が春めいてきて、登山者がそこそこ居る山ゆえに日陰の道は踏み固められてカチカチの凍結、そして日当たりの良い所では田圃のぬかるみ、というかなり厳しいパターンとなっていました。

<写真は石割神社>

 

いつもは人の少ない山が多いのですが、この日ばかりは沢山の人と会いました。それがこの若者自衛隊員たち。ぬかるんだ山頂で一息つき、スケッチでも〜と思っていると3人4人と下から上がってきます。

先の神社で先行の連絡係の隊員と出くわしていたので「これが本隊だな」と分かっていましたが、「あとどれくらい登ってくるんですか?」と聞けば「うーん、7・8人くらいかな〜」とあまりはっきりしない返事。

しかし絵を描いていると、数人来た後から来るわ来るわ。えっ7、8人??どこが? ガタイのいい迷彩服の隊員たちで小広い山頂がだんだんと狭く感じるほど。結局総勢30名近い一団隊が集合し、最後には富士山をバックに記念撮影もして去っていきました。登山者とはちょっと違いましたが、こんな大勢の人と山で出会ったのは、本当に久しぶりのことでした。