写真は宝登山の山頂から見た秩父の名峰 武甲山、これぞ!という構図です。小正月も過ぎていましたが、いつもの“山行相棒”のIさんとはこの宝登山が新年初山行。考えてみたら、長い年月のなかでまだ宝登山には行っていませんでした。ロウバイで有名な山ですし、ちょうど見頃と出かけました。
宝登山神社に参拝後、砂利の道路を歩き始めました。上の奥宮まで一応車道が通じていますが、それではつまらないので、登りはショートカットの山道を行きました。が、歩きはじめてすぐの車道脇には、このような不思議な地層が…。堆積した砂岩なのか、バームクーヘン以上、何層にもなったパイ生地のようです。
さすが丸ごとジオパークの秩父。いつものように殆ど停滞気味で、不思議な堆積模様、大昔海底からやってきた褶曲もして変化に富んだ地層を楽しみ、すでにロウバイを愛でにやって来たことを忘れ去っていました。
大変な時間を費やし、やっと到着した宝登山奥宮。昨年暮れに参拝した三峰神社に続き、年を越して狛犬ならぬ狛狼の秩父の神社に参りました。
奥宮のこちら側には小さな茶屋もあり、年配の数人が民謡の替歌を手拍子で歌い、何とも和やかな雰囲気。居合わせた私たちまでいい心持ちになるのでした。
肝心のロウバイはそこそこ見頃で、一面、いい香りが漂っていました。ロウバイの香に包まれてのお弁当とスケッチタイム。あまりにのんびりし過ぎたので、これも話のタネと、下山には文明の利器「宝登山ロープウェイ」に乗り込み、下山後の長瀞見学に時間を回しました。→後編?に続く