この変則的連休22日より「西山を守る会」の「ヒオウギお花見会」が始まりました。
会場の沓掛館山の一角に一面咲き乱れるヒオウギの花。もともと珍しい花ですが、それがこれほど沢山咲いているのを見られる場所はけっこう貴重ではないでしょうか?
この猛烈な暑さですが、不思議なことにこの館山に行くと、風さえそよ吹けば意外な涼しさ。閉口する酷暑も、お弁当を持ってここに涼みに来るのもいいな〜と思うほどです。(会場では冷たい飲物=ビールとかもご用意しています😊)
このヒオウギが「西山を守る会」のシンボルの花となったのは、活動の当初、月例山行の折、荻野高取山で一輪咲いていた花との出会いからです。
日当たりのよい丹沢前衛の山に自生していたこの花の種(黒い粒でヌバタマと呼んでいる)から株を増やしました。
何時の頃からかシカの食圧もあり、山中のヒオウギは姿を消しかけていましたが、この館山で見事に咲き誇っています。一日花のヒオウギは午前中に咲き、夕方前には萎んでしまいますが、その後、緑色の種袋を付け、最後には弾けた種袋から漆黒の種を沢山実らせます。
この会場でヒオウギと出会った人は、販売している鉢植苗を求め、各家庭でも花やヌバタマをずっと楽しんでくださっています。もちろん「西山を守る会」の会員の庭先にもヒオウギが今が盛りと咲いています。