少し前になりますが、松本市内の画廊喫茶Gargas(ガルガ)で開催の「くま・熊・クマ展」を見に行きました。よく一緒に山行をしているIさんは、普段、神奈川県内のクマ調査をしています。この展示は外せません。
事前にお店に確認の連絡を入れ、取り敢えず臨機応変に空いていたら2階の展示だけでも見せてもらおうと言うことで、行きがけの駄賃の山としては京ヶ倉山を選びました。
この山は安曇野ICから暫く行った生坂(いくさか)という地域の山ですが、かつては古戦場で狼煙を上げるために利用されていた岩峰でもあり、地元では人気の山です。しかも正面には北アルプスがズラリと並んで展望もすこぶるいいのです。標高こそ990mですが、ちょっとアルペン的な気分も味わえ展望も楽しめる、なるほどの山でした。
<写真は少し登って見えた眼下を流れる犀川、前日までの大雨で水が濁っている。奥には北アが連なっているが、まだ雲がかかっている。>
この写真は山頂直下の「馬の背」と呼ばれている岩場です。岩自体はフリクションが利くので然程不安はないのですが、完全に一方通行です。向こうからの下山者待ち中。
膝痛持ちの私は、どちらかというとこうした岩場の方が四足(三点支持)で登れるので楽ということもあります。
着いた山頂では数組の登山者が点在して休憩していましたが、私は雲が取れて全容が見えてきた常念岳を描き始めました。が、ちょっと北に寄った1000m位の標高から眺める常念の形は変わっていて、今ひとつ。あまり期待して思い入れを抱いていると、素直に描けないこともあります。
その代わり?下山途中で見えた蓮華岳は、数分という早さで一気に描き上げました。どこでどう描けるのか…、自分でも分かりません。