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身近なことがら5 霧の朝

わりと好天のGWでしたが、風が強かったり、夏のような蒸し暑さかと思うと朝は肌寒かったり、寒暖の差も相変わらず激しく落ち着かない日々でした。

 

夜半に雨とまでいかなくても霧が深い朝の散歩では、視界が悪く回りが見えにくのですが、逆に普段目にできないものが見えたりします。

 

クモの巣は、霧がかかると一番に美しく目につくものです。

 

 

以前、昆虫好きの山屋・西丸震哉の本を読んだ時、無類の虫好きなのに、蜘蛛は苦手だと書いていました。理由が「足がいっぱいあるからだ」と。昆虫だって6本もあって充分気持ち悪いヤツもいるのに、不思議に思いました。

 

というのも、私は特に毛虫とか幼虫・蝶は苦手ですが、クモは然程でもありません。特に家のなかで時折見かけるハエトリグモはとても可愛い。「ピョンちゃん」と名付けて、家のなかでの予測できない“遭遇”をいつも楽しみにしています。

ある朝にはアゲハチョウが道の上に落ちていました。見ていると少し動いています。もっとよく見ると、アリが一匹でこの大きな翅の蝶を運ぼうとしていました。どこまで持っていくのか…、一匹ではちょっと無理ではないかな? そのうち仲間のアリが気づいて応援に来るのでしょうか?

また別の朝、こんどはマルハナバチの仲間(トラマルハナバチ?)がころがっていました。こちらにはすでにいっぱいのアリがついていました。このハチは昨日、うちのブルーベリーの蜜を吸っていた蜂かも…と思いつつ、なんで死んでしまったのか?と散歩をしながら考えていました。