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身近なことがら3 草の花

散歩の時々に写真を撮って歩いていますが、花の名前がわからなくてアップできずにいることがあります。

 

しばらく間が空いてしまいましたが、この白く清楚で美しい花は、とても一般的な花、ヒメウツギでした。

 

山で見かけるヒメウツギはもっと大きな木本(木)だったので、せいぜい膝下くらいの丈で咲くこの花、最初は草か木かも判別出来ませんでした。調べてみれば、庭木などで一般的に出回っていたもので、花屋さんでも売っているとか。

 

いつも一緒に西山を歩く仲間の女性に尋ねたりして、やっとわかりました。でも、こうしてちょっと手間取りながらものを調べることは楽しいですし、なんでもググればわかってしまう一点追求=承諾(分かったつもり)、とは別世界の好奇心の海原に乗り出せます。

 

山に行けない自粛の時間ですが、この時間がなければ散歩道はただ単に通過するだけの所だったと思います。

これはノゲシ。棘もあり、道端に生える雑草としてはかなり手強い雰囲気がありますが、トゲトゲしさから始めはオニノゲシかと思いました。しかし調べていくと、こちらはただのノゲシでした。葉は柔らかく触っても痛くない…、なるほどです。

 

雑草と呼ばれるものも、どこにでも生えまくるわけではなく、山の植生と同じく、それぞれ棲み分けがあるようです。基本的にアスファルトやコンクリの隙間やちょっとした空き地や植木の余白など、一生懸命使える場所を見つけて発芽し、成長し、花を咲かせていることに気づきます。