冬晴れとは言い難い日でしたが、静岡・安倍川沿いの真富士山に行きました。この周辺の山々はけっこう登っているのですが、真富士山は登り残していたため、そして冬の今頃ならヒルの被害を心配せずに歩けるから。下山後の梅ヶ島温泉も楽しみです。
さて、頑張って辿り着いた山頂ですが、ご覧の通りの様子。看板は新しく設置され立派なのですが、肝心の富士山は6合目くらいから上がほぼ雲のなか。待てば待つほど、雲は厚くなっていきます。それにしても、うっすら見える富士山の雪がなんとも貧弱です。
少し昔のガイドブック「分県登山ガイド・静岡県の山」の真富士山は体力度☆、技術度☆、という一番楽ちんレベル。そんなのを見て少々ナメていたせいか、植林帯の急登続きが思いの外長く感じ、やっとこさ着いたヲイ平下降点という稜線から山頂までがまたやたら長かったというオマケ付き。結局、第1第2とある真富士山の、標高にまさる第2真富士山にしか行けませんでした。
第2真富士山へは一旦鞍部に下り、今度はロープの張り巡らされた岩稜をよじ登ったり、意外な展開。やはり☆一つをナメてはいけません。
しんどい植林帯の急登や、途中の沢沿いの巨大な一枚岩地帯、思いがけない山頂への岩稜よじ登りなどの果てに、見えてなんぼの富士山はダメ。それなのに、やっぱり下山してみれば楽しかったと云う思いで満たされ、それなりにニンマリ満足なのは、山好きというよりちょっとビョーキかな?
<写真は第2を下り始めて向こうに見えた第1真富士山>