厚木市の丹沢前衛の山、西山に久しぶりに行きました。
当日は「西山を守る会」月例山行の日、しかも下山後に沓掛館山の広場にて芋煮会が予定されていたのです。
さてヒルがすでに姿を現さない西山、ちらほらと色づき始めた紅葉を愛でながらの登り。が、やはり10月の台風被害の爪痕が各所に残っています。
大きな木の倒木はすでにハンターの人たち(丹沢は猟期に入っています)が伐って片付けてくれていますが、小さな倒木は会員が持参の鋸で処理し、登山道整備をしながら登ります。
また稜線近くの経ヶ岳と華厳山分岐の手作り標識も落下してしまっていたので修理しました。(写真)
登山口に設置してあるポストには「西山登山マップ」も置いてあります。事務局はたびたび中を確認し、在庫が減っているとマップ補充をしています。
このように西山を歩く登山者の安全のために少しでも役立つように「西山を守る会」は事務局を中心に会員たちがさまざまな活動をボランティアでおこなっています。
そしてまた、月例山行の下山後にはこんなお楽しみもあります。会員の遊び場、夏のヒオウギお花見会の会場でもある「沓掛館山」にて、この日は待望の芋煮会がありました。こうした“イベント”は参加者の会費でおこないます。
事務局の荻田さんが前日に畑から掘り出し洗ってくれた掘りたての里芋です。しかもそれを大きなお釜にて焚き火で作るのです。この芋煮のために会員のうち3人が準備係として登山に参加せず、買い出しから調理まで受け持ってくれました。
そして下山して会場に到着すると、芋煮もちょうどいい塩梅に出来上がっています! 石臼の大きな石テーブルを会員12名が囲んで、大釜の牛肉ととろけるような里芋をたらふくご馳走になったのでした。個人的には夢にまで見た?芋煮会。この日はむしろこの芋煮が目的だったような気もしないでもないですが、大満足な月例山行でした。