11月に入りようやく好天が続くようになりました。この連休には多くの人たちがボランティアで被災した各地に出かけお手伝いをされたのでしょう。
さて久しぶりに山に向かいました。行き先は北信・志賀高原。まずは澗満滝に立ち寄りました。国道292号沿いの直ぐ側に展望台があるので多くの観光客が訪れるスポットですが、朝は滝の背中に太陽、秋の午後は斜めからの日差しで岩陰になる…紅葉とのうまいショットには光線が難しい滝でした。
この澗満滝を北に抱える山が坊寺山。有名な志賀山や笠ヶ岳と三角形の一点に位置する山です。山の先輩から「わざわざ登りに行くような山じゃないでしょ」と言われましたが、いやいやそう無下にもできません。展望は超一級で、志賀高原の山々から北アルプスまですべて見えるとの謳い文句。澗満滝で朝のティータイムを楽しんだあと、登山口の「石の湯ロッジ」に向かいました。(写真は澗満滝)
登山口からは美しいダケカンバの林と針葉樹の緑が美しい光景が望めました。ちょっと増水で荒れた沢を二度ほど渡渉し、いざ歩き始めてすぐ、覆い茂った笹が突然切れていると思ったら、アッと驚く大崩壊!
登山道が突然ブチ切れていて、完全に進行不能。しばらく高巻き(上の方のヤブを迂回)できないかと見ましたが、無理そうです。
意気揚々と登山道に入ってから数分後であえなく登山中止に追い込まれ、ドンと拍子抜け状態になりました。表面から見て何ともない景色でも、いざ現場に入るとこうして沢沿いなどは各所で水没痕や崩壊があるのだと認識させられました。諦めて駐車した場所まで戻り、今度は笠ヶ岳に向かいましたが、こちらも前回(2017年6月)立ち寄った時からキャンプ場への道路が通行止めのままで登山口に向かえず。結局、志賀高原らしい池巡りに切り替え木戸池から周辺を散策して初日を過ごしました。(写真は坊寺山登山口の石の湯辺りからの景観)