友人の休みに合わせて、目まぐるしく変わる天候とも相談しながら、山梨から長野にかけてでかけてきました。
最初は日野春アルプ美術館(山梨・北杜市)でやっている大学時代同じクラスだった北島洋一さんの個展をまず訪ねました。私もすでに5回ほど個展でお世話になっている日野春アルプ美術館ですが、今回の北島さんの個展は、100号の油絵大作一点を含め油彩、水彩、銅版画、陶芸等など、盛りだくさんの内容です。
多少は秋めいてきた空気ですが、斜めからの日差しの強さをひときわ感じる休日、多くの方が見にいらして会場は賑わっていました。私も久しぶりに偶然そこで会えた方が何人も! 絵を介してのそうした思いがけない再会は嬉しいものです。
そしてその日の午後には、友人の知合いが塩尻で自然農をやっているとのことで、突然でしたが連絡をしてそのお宅を訪ねました。
急な訪問でしたが歓迎していただき、料理上手なマリさんが“頭を垂れ”色づき始めている自慢の田圃を案内してくれました。そこでは夫の小太郎さんが積極的に自然農を実践されていて、沢山の興味深いお話も伺えました。
田圃には稲刈り前からレンゲの種まきをし、稲刈り後に全体を耕し、来春になるとそこから一斉にレンゲが芽吹き、そうすると一面のあの懐かしいピンクの花咲く光景が広がるとのこと。私はすかさず「ミツバチはなさらないのですか?」と尋ねると、ニホンミツバチを手に入れて養蜂も始めているとワクワクするようなお話。またお二人は自分の所でとれた農作物を中心に近い将来は地元での「子ども食堂」的な活動もしたいと、いろいろなプランを練っているとのこと、素晴らしいと感じました。(写真はその田圃とそれを撮っている友人)