少し間が空きましたが、北海道の山旅の最終回です。行程を前倒しにし、最後は登山ではなく沼巡りのコースを見つけて散策にしました。が、これが思いのほか良くて、高山植物を堪能したあとに湿原の花にまで出会えて、どうにか持ったお天気のなかで北海道の自然をそれなりに満喫できました。
歩き始めは「大雪ヒグマ情報センター」という建物内から沼巡りコースに入るようになっています。ここはそれこそ冗談ではなくヒグマの出没多発地帯で、係の方が見回りに出て、痕跡が顕著な時には入山禁止にするくらいです。当日も、写真に写っている向こうの山の雪渓上に数日間続けてヒグマが観察されているとの事で途中で通行止めもあり、雨や雪解け水でコース水没箇所もあることから、この「緑沼」ピストンを楽しみました。入山、下山時にはセンターの名簿に氏名と時刻を記載し、安全を確認します。