春から停滞していた山行。ようやく足の故障も“解禁”?になったということで目指したのは東北の山。秋雨・寒冷前線がウロツイてパッとしない天候でしたが、運良く山行当日は雲が多いながらまずまずの天候に恵まれました。
日本でも屈指の温泉・秋田の乳頭温泉郷に登山口のある乳頭山。またの名を烏帽子岳と言いますが、これは行ってみてよくわかったこと。見る方角によってまるで違った山となる、顕著な非対称の山容のためです。上の写真は山頂から一端下った秋田駒ヶ岳への縦走路から見た姿ですが、乳頭山っぽいその山頂部も、実は恐ろしげな垂直な岩の林立、塊です。
今回は日帰りのコースを、山頂下の湿原に位置する「田代平山荘」(避難小屋)に一泊して山を楽しむという、まことに贅沢な行程で計画しました。関東圏からはやはり遠い東北北部、せっかく遥々やって来たのですから山中でゆっくりしない手はありません。しかもこの山は初心者の頃によく読んでいた青い表紙の「アルペン・ガイド」で目にして以来、30年近く思い続けてきた山です。少しでも山での時間を多く過ごしたいと、思いは募っていました。そして絵も描けました。
♦山登りと周辺の秋を下記の写真にてご案内します。(写真をクリックして頂くとコメントも表示されます。)