初めて丹沢前衛の厚木・荻野地区の西山(華厳山)に登ったのは2010年の春でした。その時には山肌に白く山桜が点々と咲き、それは美しい春の山でした。毎年4月はその美しい淡い春色を期待して月例山行に行くのですが、今年はどこも花が早く、山桜は残念ながら終わっていました。その分、産毛をまとった葉っぱの赤ちゃんのきらめきや淡い色合いの新緑に溢れた山を楽しめました。
まだ気温も上がりきっていないなか、幸いヒルのお出ましもなく、久し振りに気分のいい新緑の空気を胸いっぱい味わった山歩きでした。
(絵は2010年に描いた華厳山)
さて、今回はその華厳山山頂の標識に写真のような缶を設置しました。(中味は下記の写真を見てのお楽しみ♥)
毎年7月最終日曜に沓掛館山(荻野の先・バス停平山坂上近くの広場)で開催される「ヒオウギお花見会」の会場や、先日まで賑わった松石寺尾根山麓の「ミツマタ桃源郷」会場などで販売している会員手作りの品が入っています。西山にまつわるヒオウギの柄をあしらったアクリルたわしや、小さくてコロコロしたミツマタ・ストラップ、また山で拾った数珠玉を使った本にはさむ栞など、軽くて荷物にならない『西山登山記念品』です。
地元の山を歩き続け見つめ続けている会の「愉しみ」でもありますが、どうぞ西山にいらっしゃることがありましたら、お一つ記念にお求め頂けたらと思います。
下山後は沓掛館山にて「総会」がありました。
下山後の会員と総会参加の会員が集合し、気持ち良い春に陽ざしの下、お茶を呑みながら議事進行。
するといつも打ち上げをしている時にやってくる猫くんも来場し、総会に参加? 何ももらえそうな物がないと分かっていても、人懐こいこのニャンコは、私たちの足元を行ったり来たり、時には座り込んだりして一緒に過ごしているのでした。
この沓掛館山の庭にもクマガイソウが咲き、朴の木の芽が出て、新緑に包まれ春本番を迎えていました。