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Gargas・ガルガを訪ねる

Gargas(がルガ)は写真のようなお蔵の画廊喫茶です。長野県・松本市にあります。

長野県東御(とうみ)市・八重原に住む芸術家仲間の人たちが以前からここで展示会を開いていて、この画廊を訪ねるようになりましたが以来、すっかりお気に入りです。松本駅から徒歩で15分くらい。

 

先月も「山・雷鳥展」という企画展を見に来たのですが、今月はこの喫茶画廊のオーナー・熊谷俊行さんの個展だったので是非!と再びやってきました。

 

しかも、その八重原在住の造形作家の冬美さんと陶芸家のりわ子さんが忙しい時間をおして私の都合に合わせてこの日、やってきてくれるとのこと。久方ぶりの再会も楽しみに臨時特急「はまかいじ」(横浜ー松本間直通)車中の人になりました。まずは熊谷さんの展示会、そして二人との久しぶりの逢瀬、もう一つはこの「はまかいじ」乗車の楽しみ。個展前でワサワサしている中、私自身も息抜きの一日を過ごします。

 

今回の展示は若い頃の一点ものの版画作品(版木を残さず一発勝負の一点刷りの版画)を始め、立体作品、小物、そして版木や試し刷りの版画紙などを組み合わせて作った最近のコラージュの箱など、制作の流れも汲んだ作品展でした。どれも色の変化やビミョウな滲み、形のズレなどが美しく響き合った作品で、いつものように画廊である二階にて、久しぶりに集合した三人でのんびりとした落ち着きある時間を過ごせました。

 

Gargasでの楽しみはまた喫茶でいただける手作りの「今日のsweets」と紅茶もですが、食事の定番カレーも絶品。そして店内に細やかに美しく飾られた手作り作家たちの作品の展示販売も毎回、時の経つのを忘れて見入ってしまいます。様々な手仕事の作家さん達の手間ひまかけた丁寧、且つ夢のある小物が、MRS.熊谷幸枝さんの細やかな心遣いにて飾られ、その場の空間・作品世界を作り出しています。松本は北アルプスの登山口でありますが、私にとってはGargasが心のオアシスとなっています。