安達太良山で味をしめ、残雪の山歩きにまた出かけました。行く先は直前まで迷っていましたが、結局、諏訪湖近くの守屋山にしました。山頂で出会った「守屋山を愛する会??」の連日登っている男性に聞いて分かったことは、数日までなかった雪が低気圧通過でかなりの積雪になったとのこと。タイミングよく出かけたことになります。
(写真は西峰から見下ろした諏訪湖とそれを取り囲む霧ヶ峰方面の山々です。)
東・西の峰(三角点は西峰にあり、こちらの方が少し高い1650.3m)からは諏訪湖を背にすると見事に白くなった中央アルプスも望めました。また南アルプスの名峰、甲斐駒・北岳・仙丈岳も白い山容が美しく見えます。贅沢な眺めのなかでの昼食です。
膝痛を持っていても、雪山だと雪がクッションになって、特に下山時にはどれほど助けてくれるか…。その代わり妙な傾斜のところでは凍った地面が雪の目隠しで見えない為、幾度もスッテンと尻もちをつきました。ザックが緩衝材になり、それも笑いのタネ。
雪が切れる場所でアイゼンとスパッツをはずします。雪のなかだと汚れがなく、そのまま乾かすだけで済みますが、さあ最後の数十メートルがドロドロの道。この一カ所さえなければ、登山靴もきれいなまま駐車場まで辿り着けるのですが、そうは問屋がおろさない。最後のところで上げ底のような泥をいっぱい付けて重くなった登山靴を脱いでやれやれ。
楽しかった山の後は上諏訪まで出て、お気に入りの駅近くの銭湯「精進湯」に向かいました。ところがこれが大ショック。無事入浴はできたのですが、なんと今月いっぱいで閉館とのこと。老朽化の為だそうですが、江戸時代から続いているという由緒ある温泉の銭湯が閉まってしまうのは、なんとも残念至極。最後に入れたのはよかったですが、物悲しさが残る帰路となりました。