これはお馴染み、八ヶ岳南麓にある「日野春アルプ美術館」です。
先日9月9日より大学油絵科で同じクラスだった北島洋一さんと、同じく学友の須藤 剛さんとの「山の絵の二人展」が始まっています。
それぞれ40点ほどの油絵と水彩画の山の絵が、館長の鈴木さんの素敵なレイアウトで飾り付けされています。
ようやく秋の気配も感じられる今日このごろ。季節の移ろいを感じながら、日野春アルプ美術館にて時間を過ごされてはいかがでしょうか。
- 「山の絵の二人展」 日野春アルプ美術館
- 10月9日(日)まで 10:00〜16:00
- 火・水・木は原則休館ですが、電話を入れてみてください
- 電話 0552-32-6325
- 山梨県北杜市長坂町長坂下条1342-2
実は北島さん・須藤さんは、学生時代からバロック音楽などの古楽器演奏のサークル仲間だったのです。美大では音楽を楽しむ(こうした古楽器からハードロックまで)人も少なくなく、中には玄人はだしの人も居ました。
北島さんたちも演奏にとどまらず、自分たちで楽器を制作したり、随分と凝ったことをしていましたが、最近では「アイリッシュ音楽」を楽しんでいるとのこと。
会期はじめの土曜日、会場には作者お二人の家族や友人が集まり、内輪のアイリッシュ音楽演奏会が始まりました。その場に合わせて足を運んだ私は、アイリッシュ特有の美しい旋律を生演奏で楽しむことができました。日野春アルプ美術館は山小舎風の木造建築なのですが、吹き抜け構造になっているこの建物自体が見事な響鳴をつくり、山の絵をバックにそれは贅沢な土曜の午後となりました。