昨年末から仲間の都合がつかず何度か流れていた忘年山行が、年明けの新年山行で実現となりました。食材と鍋、コンロを持ってどちらかというと山行というより鍋パーティーに重点が置かれています。
「宴会場」は藤野駅から歩いていける展望台、石楯山のベンチです。暖かいとは言え真冬の平日、私たちの貸切宴会場となり、二台のコンロで鍋を作り最後はうどんにて満腹。電車利用でビールもOK、食後にはお茶をわかしてベンチにて山談義も尽きません。ちょっと風も冷たくなってきた頃、荷物を片付け、小山散策とは思えない大きなザックをそれぞれが担いで散策路に向かいました。
腹ごなしを兼ねて名倉峠からもう一つ向こうの京塚山(358m)まで足を伸ばします。低山ですが、一応「藤野十五名山」です。
この藤野周辺の散策路は、駅に付属している観光協会「ふじのね」に置いてある「藤野・なぐら地区てくてくまっぷ」を参照して歩けるようになっています。
駅から近いわりに雑木に囲まれた山道は落葉でふかふか、冬枯れで明るく見通しもよく、のんびりと気分よく安心して歩けます。
向こうの山に白いモノが張り付いているのがお分かりでしょうか? 実はこれは封筒をもじったモニュメントです。藤野は芸術村があり、町内の至る所に彫像などの作品が設置されています。この巨大封筒、ちょうど藤野町が相模原市となり五周年ということで、開封された中に「5」と云う数字が表現されています。
ただの山歩きだけでなく、藤野町の散策はこうしたちょっとした‘お楽しみ’もあり、草花の咲いていない冬の時期にもひと味ちがう穴場的なコースとして歩けます。駅付属の「ふじのね」には地元の作家さんの作品や作業所の品々、手造りお菓子、おしゃれな小物などが並んでいます。お土産を探しに立ち寄って行くのにも最適です。