さっそく30日夕方のニュースでも報道されているようですが、今日国会包囲行動がありました。主催者発表で12万人。曇天の空からはパラパラと雨が落ちる生憎の天候でしたが、この夏の炎天下・酷暑での行動よりは寧ろ楽でよかったと感じました。
また地下鉄の駅を下りる前から今までとは様相・雰囲気が違っていて、それは国会前に近づかずとも人々の熱気というか意思というか、物凄いパワーがすでに周辺に渦巻いていました。
幟を立てた団体も勿論多く参加していました。が、やはりいつも同様、多くの個人の参加者のなんと多かったことか。自分の意思で、思いで、これほどの人々が個々に集まってくるというのは、一体どういうことなのか…。今ほど政治に、国会に人々が注目し、平和憲法を守ろうと意識していることはないでしょう。皮肉なことに、安倍政治がそうした機会を国民に与えたのです。人々は独裁的な政治の暴走を許すまじと憤り、声をあげ、抗議し、必ず安保法案を廃案にするという強い思いで結集していました。
群衆の只中にいて分からなかったのですが、ヘリ取材の航空写真では国会前が人で埋め尽くされているのが写っていて驚きました。実は上空からは公園の緑にしか見えない、その木の下にも多くの人たちが居ました。雨模様だったので、障害のある人や車いすの人たちはその木陰に陣取っていましたし、年配者やおばさんグループもシートを敷いて座り込んでいました。とにかく、隙間なく人が居たのです。普通の人々が国会前を埋め尽くし、また全国各地で一斉に行動を起こしていました。
こうした「声」に政治家がもし耳を貸さないとしたら、それはどういうことか?=独裁以外の何ものでもありません。
そしてこの抗議行動は、もちろんこれからも続きます。
(ちなみに一足先に帰った人から翌日聞いた話では、最寄り駅各所から国会近くにさえ近づけなかった人波がずっと続き溢れ返っていたとのことでした。)