このお盆休みは昔の山仲間と福島の山へ、ということで吾妻小舎に連泊し東吾妻山や安達太良山の予定でした。が、移動日で到着した初日以外はしっかりとした雨で、残念ながら山は初日に散歩がてら歩いた写真の吾妻小富士のみ。少々不完全燃焼気味でしたが、中日には普段、山行優先で行きそびれていた二本松市内の観光を満喫しました。
右は高村智恵子(長沼智恵子)の生家です。立派な構えの往時繁盛していた酒蔵の長女として生まれた智恵子。初めてその生い立ちの地を訪ね、絵葉書でしか知らなかった晩年の美しい切り絵の作品もゆっくり鑑賞できました。
その後は何年か越しで機会を逸していた二本松駅前にある「大山忠作美術館」も訪ねることができました。日展に連続出品していた大山画伯の大作が広い空間に贅沢に展示されていました。福島の、二本松の文化度の高さを感じる事ができた雨の一日でした。
そしてその後に訪ねたのは二本松を代表する醸造元「奥の松酒造」の工場・本社です。工場見学もお願いしましたが、生憎お盆時でラインは停止。しかし、試飲コーナーで色々と味見をさせてもらい、本場地元ということで当日は上等な純米大吟醸を一本お土産に求めました。普段は常温でしか呑みませんが、これは少し冷やして戴こうと思っています。楽しみです。