三月は残雪の山歩きには最適の季節です。が、この日はサンサンと降り注ぐ太陽で全国的なバカ陽気、長野も春を通り越し初夏の暑さでした。
グズグズにシャーベット状になった雪もツボ足だと太腿まで潜る積雪量で、スノーシューには一足ごとに重い雪がまとわりつき、甘く見ていた小日向山で大変な‘アルバイト’を強いられました。
しかし、大汗をかいて登りついた山頂は広大で見晴らしも抜群。後で分かったことには当日の長野県の湿度は8%だったとか。どおりで北アから新潟の妙高までスッキリと見通せた訳です。風も南からのもので寒さ知らず。しばし山頂にてお弁当タイムとスケッチでゆっくりと春の雪山気分に浸りました。
下山は登路に使った林道はパスして、直接出発点に戻る尾根を一気に急降下。登り120分、下り40分のショートカットでこれこそ雪山ならではの醍醐味を存分に楽しみました。