雲ひとつない好天のもと、懸案だった西上州の諏訪山に行って来ました。5万分の1地図では把握しきれない深い山で、標高差900m、浜平登山口からのピストンでは全行程約11キロ。久しぶりの「本格的」登山で少々へたばりましたが、諏訪山手前の三笠山からの展望は360度、申し分ないものでした。
驚いたことには、誰にも会わず貸し切りだろうと思っていたマイナーな西上州のその山頂に一人の人物が休憩中。顔を見ればナ・ナント白山書房「山の本倶楽部」会員のKさんではありませんか!
しばし祠の前で奇遇に喜び合いながら歓談し、ついぞその先の諏訪山に行く気も萎え、のんびりスケッチ三昧で過ごしたのでした。山の楽しみはピークハントのみにあらず、であります(^_^;)
尾崎喜八記念碑
翌日は神流(かんな)町の山、御荷鉾山に行き再び大展望を楽しんだあと、訪ねたかった「尾崎喜八記念碑」に足を伸ばしました。かつて神流川流域の山々を愛し『神流川紀行』を記した詩人・翻訳家・画家でもある大正〜昭和文人の石碑です。
「父不見(ててみず)御荷鉾(みかぼ)も見えず神流川 星ばかりなる万場の泊り」